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木パレットの再利用はできる? 再利用方法やメリットデメリットなどを解説!

木パレットの再利用はできる? 再利用方法やメリットデメリットなどを解説!

2025/08/13

基礎知識

木パレットは、コストが低く再利用性にも優れているため、物流や在庫管理などさまざまな場面で活用されています。古くなったり使用しなくなったりした木パレットの処分に困っている場合、再利用するのもおすすめです。

そこで本記事では、木パレットは再利用できるのか、また再利用方法やメリット・デメリットを詳しく解説します。

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木パレットとは?

木パレットとは、倉庫などで荷物を効率的に運搬・保管するために使用される木材製の荷役台です。一般社団法人日本パレット協会によると、2024年度は2,980万枚もの木製パレットが生産されており、さまざまな種類があるパレットの中でも最多です。

コストが比較的抑えられる点、積荷が滑りにくい点、さらに破損時の補修が容易である点がメリットに挙げられます。物流現場では高い実用性を持つ資材として重宝されており、環境面からも再利用やリサイクルの取り組みが進んでいます。

※参考:一般社団法人日本パレット協会.「パレットについて | JPA」.(参照 2025-07-17)

木パレットのJIS規格

木パレットはJIS規格(日本産業規格)に基づいた寸法の標準化が進められており、JIS Z 0604にて以下の7種類が定められています。

1,000mm×1,200mm
1,100mm×1,100mm
1,100mm×1,300mm
1,100mm×1,400mm
800mm×1,100mm
800mm×1,200mm
900mm×1,100mm

JIS規格ではサイズ以外にも、パレットの形式や使用上の要件などが詳しく定められています。

※参考:kikakurui.com.「木製平パレット」.(参照 2025-07-17)

木パレットに使われる素材

木製パレットに使用される素材は針葉樹、広葉樹、合板などです。

針葉樹は国産のマツやスギ、輸入品ではニュージーランド産やチリ産のものが多く、価格が比較的安定しています。広葉樹には東南アジアの南洋材が使われることが多く、強度や耐久性に優れる一方で、供給が限られるためコストが高くなる傾向にあります。

木パレットの費用相場

木パレットの価格は、安価なもので1枚2,000円前後で、高品質なものでは3,500円を超えることもあります。この価格差は、主に使用される木材の性質や耐久性、機能によるものです。

木製パレットは比較的安価で、企業間で使い回されることが多く、全国で流通しやすいという利便性も大きな魅力です。

木パレットを再利用する方法

木パレットを再利用する方法には、以下の3つが挙げられます。

修理する
取引先に引き取ってもらう
産業廃棄物業者へ引き渡す

それぞれの再利用方法を詳しく見ていきましょう。

修理する

木製パレットの修理は、経済的かつ実用的な再利用手段として広く行われています。

破損個所を目視で確認した後、バールなどで板を取り外し、残った釘をクリッパーで切断したり、ハンマーで打ち込んだりして処理します。次に、新しい板を桁の上に乗せ、釘打ち機で固定して補修完了です。

板数枚程度までの交換であれば、新品購入よりも安価に済むケースが多く、経済的です。廃棄せずに再利用することで、コスト削減や資源の有効活用につながります。

取引先に引き取ってもらう

商品納品時に使われる木製パレットは、出荷が完了すれば不要となるため、元の取引先に返却するケースが多く見られます。こうした引き取り対応は、パレットの再利用やコスト削減において合理的な方法といえるでしょう。

ただし、全ての取引先が引き取りを実施しているわけではなく、中には回収に別料金がかかる場合や対応自体していないケースもあります。スムーズな運用のためには、事前に確認を行い、引取条件を明確にしておくことが重要です。

産業廃棄物業者へ引き渡す

その他、産業廃棄物業者へ引き渡す方法もあります。処理の過程で、以下のようにリサイクルされるのが一般的です。

チップ
燃料
堆肥

なお、木パレットは木くずに分類される産業廃棄物です。処分するに当たっては、「マニフェストの発行すること」「許可を取得している業者へ委託すること」などさまざまな決まりが定められているので、廃棄物処理法(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)を確認しておきましょう。

チップ

使い終わった木製パレットは、細かく砕いて木材チップとして再利用されます。

粉砕された木片は、製紙用原料や、断熱・吸音性に優れたファイバーボードなどの建材として活用されます。また木の種類に応じてさまざまな用途があり、ヒノキは防腐性を生かして庭園用のマルチング材に、スギはその消臭特性からコンポスト素材として利用されることもあります。

さらに、近年は再生可能エネルギー源としての需要も高まっており、バイオマス発電の燃料として注目が集まる分野です。

燃料

木製パレットの処分方法として、チップ化に加えて燃料として再利用する「燃料化」も注目されています。燃えやすい木くずは、他の可燃性廃棄物と混合し、RPF(Refuse Paper & Plastic Fuel)と呼ばれる固形燃料に加工されます。

RPFは、重油などの化石燃料と比べて二酸化炭素の排出量が少なく、低コストで再生可能なエネルギー源です。

堆肥

木製パレットを処分する際、破砕した木くずを堆肥化の補助資材として再利用する方法もあります。特に、生ゴミや家畜の排せつ物などの有機廃棄物と混合し、発酵を促す過程で水分量を調整する目的で使われることが一般的です。

自治体や農業関連施設を中心に、大規模な堆肥化プラントで利用される他、家庭用の生ゴミ処理装置に加える副資材としても応用されています。SDGsの観点からも注目を集めており、教育の一環としても取り組まれている領域です。

木パレットを再利用するメリット

木製パレットを再利用することには、環境と経済の両面で多くの利点があります。

まず、プラスチック素材に比べて再生しやすく、使用量を削減できるため、廃棄物の抑制や資源循環に貢献します。また、軽量で取り扱いやすいため作業負担の軽減にもつながり、職場の安全性や労働環境の改善にも寄与するでしょう。

再利用や修理によって製造エネルギーやCO2排出量も抑えられるため、輸送効率の向上やサステナブルな物流体制を構築する際にも欠かせません。こうした取り組みは、企業の社会的評価や持続可能性の向上にもつながります。

木パレットを再利用するデメリット

木製パレットには多くの利点がありますが、いくつかのデメリットも存在します。

例えば、湿気を吸いやすいためカビや雑菌が繁殖しやすく、衛生管理が求められる食品や医薬品の輸送には不向きです。

また木くずやささくれが発生しやすく、作業者の手を傷つけたり、商品に異物が混入するリスクもあります。さらに強い衝撃で割れたり欠けたりする恐れがあり、扱いに注意が必要です。

木パレットの再利用以外の処分方法

木パレットの再利用以外の処分方法は、「不用品回収業者に引き取ってもらう」「中古パレット業者に買い取りしてもらう」の2つです。それぞれ詳しく見ていきましょう。

不用品回収業者に引き取ってもらう

使用済みの木製パレットは、基本的に産業廃棄物に該当するため、一般のごみとは異なり、専門の回収業者に処分を依頼する必要があります。適切な処理を行うには、廃棄物処理の許認可を持つ業者を選ぶことが大切です。

また複数の業者から見積もりを取り、料金体系やサービス内容を比較検討すれば、より納得のいく依頼が可能になります。エリア対応状況や、過去の利用者の評価も参考になるでしょう。

中古パレット業者に買い取りしてもらう

不要になった木製パレットであっても、使用状態が良好であれば中古パレット取扱業者に売却できるケースがあります。売却することで、処分費をかけずに収益を得られる点が大きな利点です。

業者に依頼する際は、売却先が古物商許可を持っているかどうかも確認が必要です。

まとめ

本記事では、木パレットの概要や再利用方法、再利用以外の方法などを網羅的に解説しました。

木パレットの再利用方法は、修理する・取引先に引き取ってもらう・産業廃棄物業者に引き渡すの3つです。それ以外にも、不用品買取業者・中古パレット業者に依頼するなどさまざまな処分方法があるので、それぞれの特徴を理解しておきましょう。

キーフェル株式会社では、中古パレットの買い取りを実施しています。買取査定は最短即日で完了する他、改修費用も無料なので高価買取を実現できる点でおすすめです。木パレットの処分を考えている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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