ネスティングラックの買取相場はいくら?買取手順も紹介!
2024/10/24
基礎知識
ネスティングラック(ネスラック)とは?
ネスティングラックとは、倉庫や工場などで荷物の保管に用いられるスチール製の収納棚です。荷物を載せる部分が下段にある正ネスティングラックと、上段にあるタイプの逆ネスティングラックに分けられます。
スペースの上下空間を無駄なく使用でき、平積みと比較して荷物の保管数を大幅に高められます。ネスティングラックごと荷物を持ち運びでき、倉庫内のレイアウト調整をしやすい点が特徴です。
一般的なサイズのネスティングラックの耐荷重は約1,000kgで、高さがあるほど耐荷重は低くなります。
ネスティングラックの種類
前述の通りネスティングラックには大きく分けて、正ネスティングラックと逆ネスティングラックの2種類があります。それぞれの概要や特徴などを詳しく見ていきましょう。
正ネスティングラック
正ネスティングラックとは、荷物を載せる部分が下段にあり、荷物を棚に置いたままでもフォークリフトで移動や積み重ねが可能なタイプです。この特徴的な構造により、荷物の取り扱いや保管作業が効率的になります。
そのため、倉庫内のレイアウトを頻繁に変更する現場や、直置きを避けたい倉庫や現場での使用に適しています。ネストップと呼ばれる天蓋と組み合わせて、2枚のパレットを収納することも可能です。
また多くの正ネスティングラックには、レールオンレール方式が採用されています。上下のレールが異なる角度で噛み合うことでわずかな隙間が生まれ、これによりラック全体の安定性を高める仕組みです。
荷重や衝撃がかかるほどレール同士が強く噛み合い、揺れや荷崩れに対する耐性が向上します。特に地震に対して耐性が高く、上段の荷重が下段の支柱に直接影響を及ぼさないため、積み重ねて保管しても安定している点が特徴です。
逆ネスティングラック
逆ネスティングラックとは、荷物を載せる部分が上段にあるタイプです。1台で床部分と棚部分にそれぞれパレットを1枚ずつ設置でき、合計で2枚のパレットを収納できます。2段積み重ねれば、保管スペースを3カ所確保することも可能です。
この設計により、限られたスペースを有効に活用できるため、保管効率が向上します。床部分にパレットを置く際は、資格不要で扱えるハンドリフトを用いて行うことが可能です。
また逆ネスティングラックでは、パレットを床に直置きするため、複数段重ねた際に正ネスティングラックよりも高さが出ない点がメリットです。天井が低い倉庫でも扱いやすく、限られた高さでも多段積みで収納力を高められます。
段積み方式は、正ネスティングラック同様にレールオンレール方式が用いられているものもあれば、差し込むタイプのプラグ式が採用されているものもあります。
なお、ここでは正ネスティングラックと逆ネスティングラックをご紹介しましたが、これらから派生した特殊な形状のネスティングラックもあるので把握しておくと良いでしょう。
例えば、ステージ付き正ネスティングラックは、ステージが付いており、逆ネスティングラックと同様に1台で2段積みできます。また正逆両用ネスティングラックは上下を入れ替えて使用でき、正・逆ネスティングラックの両方の役割を果たします。
ネスティングラックの特徴
ネスティングラックを用いることで、倉庫収納の効率化が可能です。
パレットを平積みで保管すると、倉庫や現場のスペースを平面的にしか活用できず、収納効率が低下します。収納効率を高めるためにパレットを複数段積み重ねると、荷崩れのリスクが高まり、安全性が損なわれます。下段のパレットを取り出しづらく、かえって作業効率が悪くなる点も問題です。
その点、ネスティングラックを活用すれば安全に段積みできます。高さを有効活用できる多段積みにより、収納効率や倉庫の容量を大幅に向上させられます。入出荷に合わせて棚の配置や段数を柔軟に変更できる他、荷物の搬入・搬出もスムーズに実行可能です。
ネスティングラックを使うメリット
ネスティングラックを使うメリットは以下が挙げられます。
● レイアウト変更が容易にできる
● 積み重ねてデッドスペースを有効活用できる
● 使わないときは収納できる
それぞれの特徴を解説します。
レイアウト変更が容易にできる
ネスティングラックの特徴は、レイアウト変更が容易にできる点です。シーズンごとの商品需要の変化に合わせたレイアウトにできるため、効率的に業務を運用できます。
特に正ネスティングラックでは、荷物を降ろすことなくラックごとフォークリフトで移動させられるため、配置調整をスムーズに実施可能で、倉庫内での柔軟な運用が実現します。
積み重ねてデッドスペースを有効活用できる
積み重ねることで、デッドスペースを有効活用できる点も特徴の一つです。
一般的なパレットで平積み保管する場合、床面のスペースしか活用できず、上部空間は無駄になります。その点ネスティングラックなら、上部に積み重ねて縦方向の空間を効果的に利用できます。
使わないときは収納できる
ネスティングラックは、使わないときに重ねて収納できるため、スペースを有効に活用できる点も大きな特徴です。
使用時以外は入れ子状に重ねることができ、複数のラックをコンパクトにまとめて保管できます。使用時・未使用時を問わずスペースを有効的に活用でき、倉庫内をより効率的かつ柔軟に運用できます。
ネスティングラックの買取相場
古くなったネスティングラックは、使用頻度が減少した際や倉庫内のレイアウト変更で不要になったタイミングで、中古品買取業者へ売るのがおすすめです。買取業者はネスティングラックの状態を評価し、適正な価格で買い取ってくれるため、廃棄コストや処分コストを抑えつつ利益を上げられます。
買い取りを依頼する際に気になるのが、相場です。ここではキーフェル株式会社での買取相場をご紹介します。
● 正ネスティングラック:2,500円(1,000〜5,000円)
● 逆ネスティングラック:3,500円(1,000〜5,000円)
なお上記の買取価格は、あくまでも一例なので参考程度にしてください。実際の買取価格は、状態や数量により異なります。また、あまりにも状態が悪い場合は、買取対象外となるケースもあります。
ネスティングラックの買取手順
ネスティングラックの買い取りを依頼する際は、以下の手順に従って進めていきましょう。
● 業者へ買い取りを依頼する
● 査定・買取金額の提示
● 引き渡し
● 振り込みされていることを確認して完了
それぞれのステップを詳しく解説します。
業者へ買い取りを依頼する
まずは、メールや電話、LINEなどの手段を通じて業者へ買取依頼の連絡を取りましょう。事前に売却したいネスティングラックの種類や台数、状態などの詳細を伝えておくと、その後の査定や取引がスムーズに進みます。
業者によっては無料査定や現地訪問サービスも提供しているため、どのような方法があるかを確認しておきましょう。
査定・買取金額の提示
買取依頼の連絡を入れたら、査定をしてもらいます。どのように査定手続きが実施されるかは業者ごとに対応が異なるので、事前に手続きの流れを確認しておきましょう。
キーフェルの買取サービスでは、LINEを通じて査定が完了します。また必要に応じて専門スタッフが現地に訪問し、より詳しい査定を行います。
査定が終わったら、買取金額を提示してもらいましょう。高価買取を実現するには、複数の業者に相見積もりを出すのがおすすめです。
買取業者の条件を比較し、依頼する業者を決めたら契約手続きに進みます。急いでいる場合は、あらかじめ業者にその旨を伝えておくと良いでしょう。
引き渡し
販売先が見つかり次第、買取業者にパレットを引き渡します。自社で持ち込むのか、買取業者が引き取りに来てくれるか、どちらの方法になるかは事前に確認しておきましょう。
持ち込みの場合は、買取サービスの対象エリア外でも対応してもらえる可能性があります。一方で手間とコストがかかり、大量に依頼するのには向いていません。
引き取りの場合は、自社で運搬する必要がなく手間とコストを大幅に削減できます。しかし手数料が発生するケースもあるので、事前に確認してください。
キーフェルの買取サービスでは、積み込み作業自体はお客さまの負担になりますが、引き取りと手配に関する費用はかかりません。そのため、余計なコストをかけずに高価買取を実現できます。
振り込みされていることを確認して完了
最後に、振り込みされているかを確認しましょう。振り込みが確認できたら、取引は終了です。
振込日になっても振り込まれていない場合は、買取業者に問い合わせてみましょう。
まとめ
ネスティングラックとは、倉庫や工場で荷物の保管に用いられるスチール製の保管棚です。大きく、荷物を載せる部分が下段にある正ネスティングラックと、上段にある逆ネスティングラックの2つに分けられます。
ネスティングラックは荷物の保管効率を高められる点がメリットで、レイアウト変更が可能であり、積み重ねることでデッドスペースを有効活用できる点が特徴です。
こうしたメリットや特徴があるため使用している事業場も多くありますが、古くなったものは中古買取業者へ売るのがおすすめです。その際は、買取相場や条件、実績の有無をチェックしましょう。
キーフェル株式会社は、マテハン機器の買取サービスを提供しています。買取査定は最短即日で完了し、LINEで写真を送付するだけなのでスムーズに買取手続きを実施可能です。また、改修に関わる費用は無料なので、高価買取も実現できるでしょう。
ネスティングラックの買い取りを依頼したい方は、豊富な実績のある弊社サービスをぜひともご利用ください。
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