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メッシュパレットとは? 種類や使用するメリット・デメリットなど徹底解説|中古パレット(木製、プラスチック等)の買取・販売はキーフェルへ

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メッシュパレットとは? 種類や使用するメリット・デメリットなど徹底解説

メッシュパレットとは? 種類や使用するメリット・デメリットなど徹底解説

2024/04/10

基礎知識

一口にパレットといっても、その種類はさまざまです。それぞれ材質や形状が異なるため、性質を理解した上で適切な場所で活用することが重要です。

今回紹介するメッシュパレットとは、メッシュ状に金属製の板を立体的に組み合わせたタイプのパレットで、物流業界や製造業などのさまざまな場面で用いられています。

本記事では、メッシュパレットの種類や使用するメリット・デメリット、サイズを解説します。メッシュパレットをお探しの方は、ぜひ参考にしてください。

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メッシュパレットとは?

メッシュパレットとは、メッシュ状に金属製の板を立体的に組み合わせて作られた、カゴ状のパレットです。パレティーナやメッシュボックスとも呼ばれています。

収納力と実用性が高く、物流業界や農産業、製造業など多岐にわたる産業で利用されています。軽量でありながら丈夫で、使用時以外は折り畳めるのでスペースを消費しない点がメリットです。


メッシュパレットの種類


メッシュパレットは大きく分けて、キャスター付きのタイプとキャスターなしのタイプがあります。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。


キャスター付き

キャスター付きのメッシュパレットは、運搬作業や資材保管に便利なタイプで、特に工事現場や工場、物流倉庫での使用に適しています。フォークリフトやハンドリフト、ハンドフォークなどの運搬用の機械や器具を用いなくても移動が可能なので、運搬時の労力を大幅に軽減できます。

一方でキャスター付きメッシュパレットは、安定性に欠ける点がデメリットです。特に重量物を積んだ状態での移動や、複数のパレットを段積みした場合の移動には注意してください。不安定になりやすい分、転倒や事故のリスクも高まるため、活用する際は「キャスターのロックをかける」「段積みし過ぎない」などの安全対策を施しましょう。

キャスターなし

キャスターなしのメッシュパレットは、フォークリフトやハンドリフトなどを用いて移動させるタイプです。キャスターがない分、重量物の運搬や多数の荷物を段積みする際でも、安定性を保てます。倉庫内での長期間の保管や、高く段積みする際に適しています。

一方で、キャスターなしメッシュパレットは移動させる際にフォークリフトやその他の機械、器具が必須になる点がデメリットです。これにより短距離の移動でも荷物を移動させる際は、相応の手間と労力がかかるため、保管場所を柔軟に変更させたり移動させたりするのが難しくなるでしょう。

メッシュパレットが使われる業界・シーン


メッシュパレットはその汎用性の高さから、さまざまな業界・シーンで用いられています。以下がその具体例です。

物流業界
製造業
建設業
建築資材工場
産業廃棄物処理場
自動車部品工場

上記の業界・現場では、一度に大量の部品や荷物を移動させるシーンが多くあります。その際、内容物をひと目で確認できるメッシュパレットが、大きく役立つのです。

またメッシュ構造なので通気性に優れており、農作物や食品加工工場の保存・輸送にも用いられます。その他、食品加工工場や古紙回収業でも普及しています。

メッシュパレットを使うメリット

メッシュパレットを使うメリットには、以下が挙げられます。

軽くて丈夫なので重い物を運ぶときに便利
折り畳みできる
中身が分かりやすく取り出しやすい

それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。

軽くて丈夫なので重い物を運ぶときに便利

メッシュパレットは、メッシュ状の構造により軽量性に特に優れています。加えて原料には金属が用いられているため、材料を節約しつつ必要な強度を保持できる点がメリットです。軽量でありながら、重量物の運搬にも対応できる耐荷重性能を持つため、頻繁に荷物を運搬する物流業界や工場内での繰り返しの使用にも適しています。

メッシュパレットは軽くて丈夫という特性があるため、工場での部品保管やリサイクル品の分別管理など、さまざまな「バラ物」を取り扱う際に便利です。

また、メッシュ構造は通気性にも優れています。そのため農作物や食品など、腐敗や劣化しやすい荷物の保管や運搬をする際も品質を保持できます。

折り畳みできる

メッシュパレットはメッシュ状の側面をそれぞれ折り畳めるため、使用時以外はコンパクトな状態で保管可能です。折り畳んだ面を平らに重ねて収納すれば、限られたスペースでも多くのパレットを効率良く収納できます。

折り畳み作業と組立作業は、特別な工具を必要としません。一人でも簡単に行えるため、作業効率が大きく向上するでしょう。

中身が分かりやすく取り出しやすい

メッシュパレットはメッシュ構造なので、中身が分かりやすい点がメリットです。積み込んだ荷物が何か、そしてどのくらいの量なのかを瞬時に判断できます。

また、中身を取り出しやすい点もメリットに挙げられるでしょう。一般的なメッシュパレットは上部に開口部があるため、大きな物品であっても容易に取り出せます。前方がドアのように開くタイプのメッシュパレットもあり、かさばる荷物もスムーズに搬出できます。パレットごとトラックに積み込むのではなく、物品のみをトラックへ運ぶ際に便利な機能です。


メッシュパレットを使うデメリット

メッシュパレットのメリットは先述したとおりですが、それだけではなくデメリットもあります。使いこなすには、デメリットも正しく理解しておくことが欠かせません。

メッシュパレットのデメリットには「柔らかい野菜や果物を運ぶときは注意しなければならない」「段積みしているときは中身を取り出せない」などが挙げられます。それぞれのデメリットとそれに対する対応策などを解説します。

柔らかい野菜や果物を運ぶときは注意しなければならない

メッシュパレットは通気性や取り扱いのしやすさから、農作物の運搬にも広く利用されています。しかし柔らかい野菜や果物を運ぶときは、慎重に取り扱うよう注意しなければなりません。メッシュ構造という特性上、外部からの圧力により内容物が損傷する可能性があるためです。

これらの物品を保管・運搬する際は、外部圧力が加わらないような追加措置を講じるか、そもそもメッシュパレットを使用しないなどの対策を検討してください。

段積みしているときは中身を取り出せない

メッシュパレットは、段積みしているときは中身を取り出せません。無理に取り出そうとして段積みしている状態で扉や上部を開口すると、メッシュパレットの強度が著しく低下します。安全性が損なわれ作業中の事故につながるリスクもあるため、段積み時には上部のパレットを一度降ろし、安全を確保した上で中身を取り出しましょう。

またメッシュパレットにはそれぞれ耐荷重量が決まっており、積み上げる際は荷物の重さが構造上の耐荷重を超えないように慎重に行いましょう。加えてキャスター付きのメッシュパレットの場合、積み上げると安定性に欠けるため、転倒や事故のリスクが高まる点には注意してください。

メッシュパレットのサイズ

メッシュパレットのサイズを選ぶ際は、外径(幅×奥行き×高さ)と網目の大きさ(縦×横)、網目の線形(網目を構成する金属線の厚み)の3つの要素をチェックしてください。

メッシュパレットの外径は、以下を参考にしてください。

奥行き高さ
800500530
800600500
900600882
1,000800500
1,000800600
1,000800840
1,000800850
1,000800932
1,2001,000890
1,2001,000900
1,2001,000993

また、一般的に網目の大きさは「25mm×50mm」「50mm×50mm」「50mm×100mm」のものが流通しています。網目が小さいメッシュパレットは強度が高く、大きなものは軽い点が特徴です。

網目の線形は直径約3〜6mmのものが流通しています。直径が太いほど、強度が高くなり積載荷重も増えますが、その分メッシュパレット自身の重量も増す点は計算しておきましょう。

なお、ここで紹介したメッシュパレットのサイズはあくまでも一例です。一般に流通しているサイズは上記のとおりですが、メーカーにより異なるので詳細は問い合わせて確認してみましょう。メッシュパレットの一般的な標準サイズはありますが、メーカーによっては多少の変動があるため、特に段積みを考慮する際は同一メーカーの製品を選択するのが無難です。

メッシュパレットに関するよくある質問

メッシュパレットに関して、よくある以下の3つの質問にお答えします。

メッシュパレットは何段まで積み重ねられる?
網パレットとメッシュパレットの違いは?
メッシュパレットの重量はどれくらい?

それぞれ詳しく見ていきましょう。

メッシュパレットは何段まで積み重ねられる?

メーカーや商品により異なりますが、一般的にメッシュパレットは4段まで積み重ねることができます。しかし、これはあくまでも目安であり、JIS規格(Z0610 : 1998)で規定されているものではありません。

また、メッシュパレットを積み重ねる際は以下の点にも注意してください。

許容範囲内でも不安定なら積み重ねない
上下のゲートを必ず閉める
安全な環境・条件で作業する

積み重ね段数が4段以内でも、不安定なら積み重ねないようにしましょう。バランスが崩れていたり傾いていたりするなら、無理に積み重ねず安定した場所で一段目から慎重に積み重ねてください。

また積み重ねる際、ゲートが開いた状態だと積載物が崩れる可能性があります。そうならないよう、上下のゲートは必ず閉めておきましょう。

安全な環境・条件で作業することも重要です。重量のあるものを扱うときは複数人で運ぶ、傾斜のあるところで積み重ねない、変形したものを積み重ねないなどの点に注意してください。

メッシュパレットではありませんが、パレットを高く積み重ねたことに起因する死亡事故も発生しています。こうした事態を招かないように、安全な環境下で条件を守って積み重ねるようにしましょう。

網パレットとメッシュパレットの違いは?

網パレットとメッシュパレットは、一般的には同じものを指しています。その他、メッシュボックスやパレティーナと呼ばれることもあります。

機能や使い方は基本的には同じもので、メーカーや商品による表現の差に過ぎないため、どちらの名前が使われていても特に気にする必要はありません。

メッシュパレットの重量はどれくらい?

メッシュパレットの重量は、メーカーやサイズにより異なりますが、一般的に20〜60kg程度です。サイズの割に軽いため、耐久性を不安に感じる方もいるかもしれませんが、問題ありません。

メッシュパレットは金属製で丈夫でありながら、メッシュ構造のため比較的軽量となっています。また積載荷重は、一般的なパレットと大きくは変わらず数百kg程度で、サイズが大きいものは1トン以上積載できます。重量物も安定して保管でき、工場での荷物保管や農産物の管理まで幅広く対応できる点が特徴です。

まとめ

本記事では、メッシュパレットの概要や種類、メリット・デメリットなどを網羅的に解説しました。

金属製の板を組み合わせたメッシュパレットには、キャスター付きとキャスターなしの2つのタイプがあり、それぞれの良さがあるので用途や目的に合わせて選ぶことが重要です。

また柔らかい物を運ぶのに適していない点や、段積みしていると中身を取り出せない点がデメリットですが、軽くて丈夫な他、中身が分かりやすく取り出しやすい点がメリットです。

メッシュパレットのサイズは、外径(縦×横×高さ)と網目の大きさ(縦×横)、網目の線形(網目を構成する金属線の厚み)の3つの要素により定義されます。細かい寸法はメーカーにより異なるので、具体的なサイズや仕様を確認する際は、直接問い合わせるのが良いでしょう。

キーフェル株式会社では、さまざまな材質と形状のパレットを取り扱っており、新品・中古販売や買い取り、レンタルまで幅広く対応しています。今回ご紹介したメッシュパレットも、さまざまなサイズを取りそろえておりますので、メッシュパレットをお探しの方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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