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物流パレットの購入方法は? 購入前に知っておきたい選び方のポイントを徹底解説|中古パレット(木製、プラスチック等)の買取・販売はキーフェルへ

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物流パレットの購入方法は? 購入前に知っておきたい選び方のポイントを徹底解説

物流パレットの購入方法は? 購入前に知っておきたい選び方のポイントを徹底解説

2024/03/12

基礎知識

物流業務に欠かせない物流パレット。事業拡大や倉庫拡張に伴い、新たなパレットの購入を検討している担当者の方もいるのではないでしょうか。単にパレットといっても種類はさまざまであり、購入方法もいくつかあるのでそれぞれの違いを理解しておくことが、失敗しないパレット選びでは欠かせません。


そこで本記事では、物流パレットの購入方法と購入前に知っておきたい選び方のポイントを徹底解説します。パレットの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。


パレットの購入方法


パレットの購入方法は、主に以下のとおりです。


●      メーカーから購入

●      販売商社・販売代理店から購入

●      通販で購入(新品)

●      通販で購入・レンタル(中古)


それぞれの購入方法の特徴をご紹介します。


メーカーから購入


まず考えられるのが、メーカーから直接購入する方法です。


メーカーから直接購入するメリットには、自社のニーズに合わせてカスタマイズしやすい点が挙げられます。材質や形状はもちろん、細かくサイズも指定できることもあるため、「荷物に応じたサイズにしたい」「金属製のパレットが欲しい」など具体的なニーズに合わせたパレットを製作してもらうことが可能です。


ただしメーカーによっては、最低注文枚数を設けているところもあるため、必要以上に購入しなければならない可能性がある点は念頭に置いてください。また自ずとそのメーカーが提供する製品に限定されるため、異なるメーカーの製品を比較検討しづらくなるでしょう。


なおメーカーの販売サイトがないこともあるため、価格や注文は直接問い合わせる必要があります。


販売商社・販売代理店から購入


メーカーを絞って購入するのが難しく感じる場合は、販売商社・販売代理店を経由して購入しましょう。


販売商社・販売代理店を利用するメリットには、さまざまなメーカーの製品を比較検討しやすい点が挙げられます。材質や形状、価格などから絞って選ぶことも可能なため、自社のニーズや状況に沿った製品を発見しやすいでしょう。


一方で販売商社・販売代理店を介すると、中間マージンが発生するため、メーカーから直接購入するよりも価格が高くなる可能性があります。


通販で購入(新品)


通販サイトで、新品のパレットを購入することも可能です。


最低注文数もなく1枚から購入できるため、個人利用から小規模事業者であっても、必要な分だけを自由に注文できます。


通販を利用する際の注意点は、製品の実物を確認できない点です。届いた製品が期待と異なるケースも考えられるため、材質やサイズ、色などは入念に確認しましょう。また通販サイトを装い、個人情報やクレジットカードを盗む詐欺も頻発しているので、安心して利用できるサイトかを見分けるのも重要です。


通販で購入・レンタル(中古)


材質にもよりますが、耐久性が高いパレットは10年以上使用できるため、通販で中古品を購入するのもおすすめです。

中古パレットのメリットは、新品に比べて安く購入できる点です。状態が気になるところですが、信頼のおける業者から購入すれば、品質が保証されているため安心して使用できます。


コストを抑える観点では、レンタル品もおすすめです。レンタルパレットを利用すれば、返送コストや保管コストが不要となる他、季節や需要に応じてパレット数を調節できるため、保管スペースを有効活用できます。また、不要となったパレットの処分費用もかかりません。


パレット購入前に知っておきたい5つのポイント




パレット購入前には、以下の5つのポイントを把握しておきましょう。


●パレットの材質

●パレットの作り

●パレットのサイズ

●耐荷重


それぞれのポイントで見るべき点をご紹介します。


ひと口にパレットといっても、以下のようにさまざまな材質のパレットがあります。


1.パレットの材質


ひと口にパレットといっても、以下のようにさまざまな材質のパレットがあります。


●木製パレット

●プラスチックパレット


それぞれの材質のパレットのメリット・デメリットをご紹介します。


木製パレット


木製パレットは、主に木材を主材とするパレットです。一般社団法人日本パレット協会の統計によると、2022年の生産数は約3,500万枚で、これは他の材質のパレットと比較して最も多く生産されています。


木製パレットのメリットは組み立てが簡単で材料も安価で手に入るため、他の材質のパレットと比較してコストパフォーマンスに優れている点です。さまざまなサイズにカスタマイズしやすく、部分的な破損であれば修理できるのもメリットに挙げられるでしょう。


一方で自然由来の素材であるため、水分や湿気に弱く長期間紫外線や雨風にさらされると劣化しやすい点がデメリットです。


プラスチックパレット


プラスチックパレットは、主にポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)などの合成樹脂から作られるパレットです。2022年の生産枚数は約1,600万枚で、木製パレットに次ぐ生産量を誇ります。


プラスチックパレットのメリットは、耐久性・耐水性・耐化学薬品性に優れている点です。湿度や化学薬品の影響を受けにくく、医薬品産業や食品産業でよく用いられます。木製パレットと比較してカビや害虫、腐食により劣化するリスクが少なく、衛生的な条件で物資を保管する際に適しています。


一方で、木製パレットと比較して破損した場合に修理しづらい点がデメリットです。またプラスチックの製造に伴い多量の二酸化炭素が排出されるため、環境に優しい素材とは言い切れないでしょう。


2.パレットの作り




パレットの作りで特徴的なのは、以下の3つです。


●差し込み口

●荷物の積載面

●形状


具体的にどこを見るべきかを解説します。


差し込み口


パレットの差し込み口は、大きく二方差しと四方差しに分けられます。


二方差しは、パレットの差し込み口が前後二方向にあるタイプです。四方差しは全方面に差し込み口があるため、どの方向で置いても簡単に積み下ろしができ、運搬効率が高まります。


荷物の積載面


パレットは荷物の積載面の違いで、片面パレットと両面パレットに大別できます。


片面パレットとは、表面と裏側が異なる形状をしているパレットです。表面は平らな構造をしており荷物が載せやすい一方、底面は隙間が空いており、コスト削減と軽量化を意識した作りです。底面の隙間にハンドパレットトラック(ハンドフォーク)を差し込めます。


また両面パレットとは、その名のとおり両面に荷物を載せられるよう設計されたパレットです。両面のいずれを使用しても強度と形状が同じであるため効率的であり、上に載せる荷物を傷つける心配なくフォークリフトを差し込めます。


形状


パレットの形状は、以下に示すようにさまざまです。


●平パレット

●ボックスパレット

●メッシュパレット


パレットの形状により特徴や積載できる荷物に違いがあるので、用途や目的に応じて最適なパレットを選択することが重要です。


3.パレットのサイズ


パレットのサイズは、JIS規格(日本産業規格)により、1,100mm×1,100mm×144mmで標準化されています。実際のところ普及率は34%にとどまり、業界により異なるサイズが用いられているのが現状です。


業界別パレットサイズの目安


業界別のパレットサイズの目安は、以下を参考にしてください。


●日用品・化粧品業・青果業:1,100mm×1,100mm

●酒類・飲料:1,100mm×900mm

●食品業(加工食品、冷蔵冷凍食品):1,100mm×1,100mm、1,200×1,000mm

●石油化学工業:1,100mm×1,400mm、1,200mm×1,000mm


5.耐荷重


耐荷重以上の荷物を積載すると、荷崩れが起きたり、事故につながったりする可能性があります。そのためパレットの耐荷重をチェックすることも、欠かせません。


耐荷重は、最大動荷重と最大静荷重に分けられます。それぞれの違いをご紹介します。


最大動荷重


最大動荷重とは、フォークリフトなどを用いてパレットを移動させている際に、安全に支えることができる最大の荷重です。パレットは基本的に運搬を念頭に置いて設計されているため「最大積載重量」と最大動荷重はイコールだと認識しておくと良いでしょう。


最大動荷重は、材質や形状によっても異なりますが一般的には1,000kgです。


最大静荷重


静荷重とは、物理学的に「時間が経過しても大きさが変化しない荷重」だと定義されます。


移動しないパレット上に積載された荷物の重さやパレット自体の重さは、パレットにかかる静荷重の一例です。パレットが静止している間は、一貫して同じ大きさの力を加え続けるため、パレットの設計や耐久性を考える上で重要な要素です。


最大静荷重は、最大動荷重まで荷物を乗せたパレットを上部に何段まで積み上げられるかの目安にすると良いでしょう。一般的に、最大静荷重は最大動荷重の2〜4倍程度とされています。最大動荷重が1,000kgの場合は、最大静荷重は2,000〜4,000kg程度です。これ以上積み上げると、変形や荷崩れ、転倒リスクが高まるので注意してください。


まとめ


本記事では、物流パレットの購入方法や、購入時に押さえておきたいポイントなどをご紹介しました。


物流パレットの購入方法は主に、「メーカーから購入」「販売商社・販売代理店から購入」「通販で購入(新品)」「通販で購入・レンタル(中古)」などが挙げられます。それぞれの購入方法で特徴や価格、メリット・デメリットは異なるので、正確に違いを押さえておきましょう。


またパレット購入前は、材質による違いや作り、パレットサイズ、トラック・貨物コンテナへの積載効率、耐荷重なども併せて確認し、自社の求めているパレットなのかを判断してください。


キーフェル株式会社では、パレットの新品・中古販売、レンタル、買い取りを承っております。会員登録不要で、すぐにご注文いただけます。

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