パレット ~物流現場の必須アイテム~
2022/02/03
基礎知識
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パレットとは
パレットは荷物を運搬、保管する際に使用する荷役台の事をいいます。運搬の際には天板に荷物を載せ、パレットの脚と脚の間にフォークリフトやハンドリフトの爪を差し込んで持ち上げて使用します。
日本での主流サイズ
1100×1100
1970年にJISにより一貫輸送用平パレットとして11型(1100 mm × 1100 mm )が規格化され、その名のとおり「イチイチ」と呼ばれ広まりました。
1200×1000
1100×1100サイズパレットに次いで数多く流通しており、JIS規格で定められたスタンダードなパレットです。主に自動車産業で使用されています。
1400×1100
主に米袋や製缶、製紙メーカーなどで多く使用されています。
材質
木製
十分な強度や耐荷重量を持ち、生産・廃棄にかかるコストが低いといった点から 広く周知され使用されています。
メリット:一部破損しても修理がしやすい、他の材質には無い優れている点。
デメリット:湿度に弱く、湿度が高い環境には適していません。変形や木が腐ってしまう可能性もあります。(水にも弱い)※害虫問題もある為、輸出入には厳重注意が必要
合成樹脂
一般的にプラスチックパレット(プラパレ)と呼ばれているパレットです。木パレに比べ強度や耐荷重が優れており、破損が少ないのが特徴になります。
メリット:湿気に強く、使用する場所を選ばない、また殺虫処理なども不要になります。
デメリット:破損してしまった際は修理が難しくなり、産廃として処理が必要になります。
(他、金属製パレット・紙製パレット・発泡スチロールなど種類があります。)
天板の種類
メッシュタイプ
パレットの軽量化、洗浄のしやすさなどを考慮し作られた樹脂パレットです。積載面がメッシュになっているので重量物には不向きで、ワンウェイには最適。軽量物を載せる企業や女性が多い現場で多く使用されています。
フラットタイプ
積載面がフラット(1枚板)になっており、比較的強度に強いパレットになります。フラットな為、商品を傷つける心配もないので袋物積載時、また用紙積載などで多く使用されています。倉庫内での保管にも最適です。
歴史
日本では第二次世界大戦後にアメリカからパレットが入ってきたと言われています。それまでは【手荷役】という人の手で荷物を動かしていたそうです。パレットは便利だとすぐに広まりましたが、当時はまだ「保管用」として使用されていたそうで、積降ろし時は手作業だった為、作業に数時間かかっていたと言われています。その後、パレット積みのまま発地から着地まで同じパレットで輸送される今のスタイル「一貫パレチゼーション」に変わっていったと言われています。
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