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パレットの紛失を防ぐには? リスクや対策方法などを解説

パレットの紛失を防ぐには? リスクや対策方法などを解説

2025/11/26

基礎知識

物流や運送業界の現場では欠かせないパレットですが「いつの間にかパレットが足りない」「納品先で戻ってこない」といった紛失トラブルに悩む企業も少なくありません。

パレットの紛失は追加コストの発生や作業効率の低下など、さまざまな問題につながります。この記事では、パレットの紛失におけるリスクや主な原因、紛失防止のための対策方法などを詳しく解説します。

また後半では、万が一パレットを紛失してしまった場合に参考となる「リスクを低減させる方法」も紹介しています。パレットの運用や管理をよりスムーズに行えるよう、ぜひ最後までご覧ください。

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パレットとは?

パレットとは、荷物をまとめて載せるための台のことです。

パレットを活用すると、フォークリフトやハンドリフトで持ち上げて多くの荷物を運搬でき、物流や運送業界における作業の効率化や現場スタッフの負担軽減につながります。

またパレットには木製やプラスチック製といったさまざまな材質がある他、形状も平らな物やボックス型など多数あり、荷物の種類や保管環境に合わせて適切な物を選ぶことが可能です。

さらには、荷物を安定した状態でまとめられるため、倉庫内のスペースを有効活用できる点も大きなメリットです。

パレットの紛失によるリスク


パレットを紛失してしまうと、現場の業務にさまざまな影響が生じます。

単なる紛失だと見過ごしてしまうと、気づかないうちに思わぬ負担がかかってしまうかもしれません。トラブルを未然に防ぐためにも、まずは紛失によってどのような影響が起こりやすいのかを把握しておくことが大切です。

ここからはパレット紛失によって起こる4つのリスクについて確認していきましょう。

追加コストが発生する

パレットが紛失したときに、まず問題となるのが追加コストが発生してしまう点です。

パレット1枚当たりの金額は大きくなくても、出荷や納品の度に紛失が重なると相当な負担につながります。不足分を補うためには、新しいパレットを購入したり一時的にレンタルしたりといった余計な費用が必要になるからです。

このような追加コストが発生すると、年間の経費が圧迫されるでしょう。コストを抑えるためには、紛失を防ぐ仕組みを整えることが重要です。

作業効率が低下する

パレットが不足すると、荷物の積み込みや出荷などの作業効率が低下する可能性があります。本来であればパレット単位でまとめて運べる荷物を、それぞれ個別に扱わなければならなくなるためです。作業が細分化されてしまうことで、時間が長引きやすくなるでしょう。想定通りの時間内で終わらせるためには、多めの人員を確保する必要が出てくるケースも考えられます。

また使用できるパレットの枚数が限られていると、出荷計画の調整にも影響が及びます。予定していた荷物を一度に出荷できなかったり、作業順序を変更せざるを得なかったりと、現場のスケジュールが乱れてしまうケースが考えられるので注意しましょう。

トラブルにつながる

パレットの紛失により必要な枚数のパレットが確保できず、荷物の出荷や納品が予定通りに行えなかった場合、納期の遅れにつながる可能性があります。状況によっては、取引先とのトラブルにつながるケースもあるかもしれません。

特に繁忙期などは、わずかな遅れがそのまま取引先の生産計画に影響し、信頼を損なう結果になることもあり得ます。またこうした納期遅れが続くと、次回の発注を見送られるなど失注につながるリスクも否定できません。

そのためパレットの紛失を防ぐことは、取引先との信頼関係を守る上でも欠かせない取り組みといえるでしょう。

環境への負荷がかかる

パレットの紛失は、環境にも影響を与えてしまうことがあります。

パレットを紛失せずに何度も活用できれば、その分荷物の出荷や納品を効率的に行えるはずです。トラックの積載率を高め、無駄な輸送回数を減らすことにもつながるため、使用した回数に応じて燃料消費や二酸化炭素の排出量を抑えられる可能性があります。

一方でパレットを紛失し十分な活用ができなくなると、輸送業務の安定化や効率化が進みません。削減できたはずの運送エネルギーがなくならず、化石燃料を消費してしまうでしょう。こうした状態が続けば、環境負荷が高まる可能性があるため注意が必要です。

パレットの紛失問題の実状

近年の物流需要の加速に伴い、輸送の効率化や倉庫の保管効率の向上などが求められ、パレットの利用枚数も年々増えています。それに比例してパレットの紛失トラブルが問題視されるようになってきました。

パレットの紛失は業界全体で年間30万枚、損失額にして十数億円規模に上るといわれています。

パレット1枚の価格は一般的に数千円程度ですが、仮に1枚5,000円のパレットを10,000枚使用する場合、購入費用だけで5,000万円が必要です。紛失率が年間20%とすると、10,000枚のうち2,000枚が紛失していることとなり、その分を補充するために追加で1,000万円のコストが発生することになります。

この計算からも分かるように、パレットの回収・管理ができていない状況が続くと物流コストや現場の効率が圧迫され、企業にとって大きな損失になるでしょう。

パレットが紛失する主な原因

パレットの紛失は、その多くが日々の出荷や納品などの作業の中で起こると考えられます。

一般的な現場では複数の取引先や倉庫を経由するため、その過程でパレットの所有者や管理体制が曖昧になりやすいのが現状です。ここでは実際にパレットが紛失する主な原因を確認していきましょう。

納品先で回収されない

パレットの紛失の原因の一つが、納品先で空になったパレットを回収できていないケースです。

荷物を降ろした後、そのままパレットを置いて帰る運用になっている現場も少なくありません。特に納品先が複数ある場合、どの拠点に何枚残っているのかを正確に把握するのが難しく、気づかないうちに紛失してしまうことがあります。

こうした状況が続くとパレットの回転率が下がり、徐々に枚数が減って不足してしまう可能性があります。

他社のパレットと混同される

パレットの紛失は、他社のパレットと混同されることが原因で起こるケースもあります。

現場では複数の企業が同じスペースを共有して作業を行うことも多く、パレットの所有者を意識せずその場にある物を使ってしまうケースも少なくありません。その結果、知らない間に自社のパレットが他社に持ち帰られ、所在が分からなくなってしまうことがあります。

このような状態が続くと、やはりパレットの補充対応が必要となり、手間やコストが発生してしまうでしょう。

パレットの紛失を防ぐ対策方法


パレットの紛失は普段の運用方法や管理方法の工夫によって、リスクを減らせる可能性があります。

ここではパレットの紛失を防ぐために実践したい3つの対策方法を紹介します。

運用ルールを明確化する

パレットの紛失を防ぐには、現場の運用ルールをしっかりと決めておくことが大切です。パレットの回収や管理を行う際のルールが曖昧なままだと対応が属人化し、パレットの回収や所在管理に抜け漏れが生じやすくなってしまいます。

例えば納品後のパレットの回収をどのタイミングで行うのか、どの担当者が確認するのかを事前に決めておけば、トラブルの防止に役立つでしょう。また決めたルールは社内や関係先へしっかり共有し、現場全体で同じ運用ができるようにしておくことがポイントです。

基本的な運用ルールを明確にすることで、パレットの管理がスムーズになり紛失のリスクを防ぐきっかけとなるでしょう。

定期的に在庫をチェックする

定期的に在庫をチェックし実際の数量と記録を照らし合わせることも、パレットの紛失を防ぐ対策の一つです。

特にパレットの入出庫が多い現場は、作業担当者の入れ替わりや記録漏れ、返却の遅れなどが発生しやすくなります。こうしたささいな要因が積み重なり、少しずつ実際の在庫との間に差が生じることがあるため注意が必要です。

なお棚卸しの際は単に枚数を数えるだけでなく「どの拠点に何枚あるか」「どの取引先へ貸し出しているか」などの情報も合わせて確認しましょう。担当者ごとに確認方法が異なることのないよう、記録のルールや確認手順を統一しておくことも大切です。

定期的な在庫チェックを通じて紛失の主な原因を把握できれば、運用方法の改善にもつながります。

管理システムを活用する

パレットの紛失を防ぐには、システムを活用した管理方法を取り入れることもポイントです。

現場では日々多くのパレットが動くため、手作業での確認では在庫の把握や所在の追跡が十分に行き届かない可能性があります。管理システムを導入し、パレットの流れをより正確に把握できる仕組みを整えると、正確性が向上するでしょう。

こうした管理方法にはいくつかの手段があるため、運用体制や規模に合わせて選ぶことが大切です。ここからは代表的な管理方法を見ていきましょう。

バーコードで管理

バーコードでの管理は、パレット1枚ごとにバーコードを付与し、入出庫の度にスキャナーで読み取って記録する方法です。

バーコードを活用することで、パレットの移動履歴を簡単にデータ化でき、どの拠点に何枚あるのかを正確に把握しやすくなるのが特徴です。

最近ではバーコード管理に専用のスキャナーを使うだけでなく、スマートフォンやタブレットでも読み取れる仕組みが増えているため、現場でも導入しやすい管理方法といえるでしょう。

ICタグで管理

ICタグでの管理は、パレット1枚ごとにICタグやIDを付けて情報を登録し、データを管理する方法です。ICタグにはICチップを搭載したRFIDタグが使われ、タグの情報を読み取ることでパレットの所在や入出庫履歴を把握できます。バーコードのように一つずつスキャンする必要がなく、複数のパレットをまとめて読み取れる点が大きな特徴です。

正確性の高い在庫管理を行いつつ、作業効率も高めたいときにおすすめの方法です。

デバイスで管理

IoTデバイスでの管理は、GPSやWi-Fi、Sigfoxなどの通信技術を活用し、パレットの位置情報をリアルタイムで把握する方法です。

IoTデバイスを取り付けることで、どこにパレットがあるのかを確認したり輸送ルートや在庫の動きを可視化したりすることができます。これによりパレットの滞留や紛失が発生しやすい箇所を早期に把握できます。

IoTデバイスによる管理はパレットの動きを一元的に可視化できるため、パレットの運用規模が大きい現場や、複数拠点をまたいで管理している企業に特に向いている方法です。

パレットの紛失によるリスクを低減させる方法

パレットの管理をしっかり行っていても、現場では思わぬトラブルが起こることがあります。ただしちょっとした工夫を事前に取り入れることで、パレットの紛失によるリスクを低減させることが可能です。

ここでは、あらかじめ把握しておきたい3つの方法を紹介します。

中古販売を活用する

パレットの紛失リスクを低減させる方法の一つが、中古販売の活用です。

中古パレットは新品と比べて価格が安いため、万が一紛失してしまった場合でも経済的な負担を抑えられます。補修がしっかりと行われている製品なら品質も問題なく、コストを抑えながら安定した運用を続けられるでしょう。

また使わなくなったパレットがある場合は、買い取りに出すことで、在庫が整理されその分保管スペースの確保ができます。上手に取り入れることで、さらに効率的なパレット運用が行えるでしょう。

レンタルパレットを活用する

パレットの紛失によるリスクをより低減させるには、初めからレンタルパレットを活用するのもおすすめです。

レンタルであれば自社でパレットを所有せずに済むため、紛失による損失を抱えにくくなります。また必要な期間だけ借りられるため、保管スペースの確保にかかる負担を減らせるのも大きな特徴です。

さらにレンタルパレットは、発送元の近くで借りて納品先の近くで返却できるケースが多く、輸送の手間やコストを抑えることにもつながります。パレットの回収に必要なトラックの走行距離も短縮できるため、二酸化炭素排出量の削減にも貢献できる点も、レンタルパレットを活用する魅力といえるでしょう。

段ボールパレットを活用する

パレットの紛失リスクを低減させる方法として、段ボール製のパレットを活用するのも一つの方法です。

段ボールパレットは木製やプラスチック製に比べて安価なため購入費用を抑えやすく、万が一紛失してしまっても経済的な負担を抑えられます。

また使用後はリサイクルが可能なため、環境への負荷を軽減できる点もメリットです。短期間の輸送や一度きりの出荷など、使い切りを前提としたシーンで特に活用できるでしょう。

コスト面や環境面のバランスを取りながら、紛失リスクに備えたい場合におすすめの選択肢です。

まとめ

パレットの紛失は追加コストの発生や作業効率の低下など、現場にさまざまな悪影響を及ぼします。日頃の運用ルールの見直しや定期的な在庫のチェック、管理システムの導入といった工夫によって、紛失のリスクを減らすことが可能です。

キーフェル株式会社では、廃プラスチックを100%原料としたリサイクルパレットや段ボールパレットなど、環境に配慮しながら紛失リスクにも備えられるアイテムを取りそろえています。新品・中古・レンタルパレットの販売をはじめ、写真だけで最短即日査定ができる買い取りサービスも行っています。パレットの購入や買い替えを検討している方、使わなくなったパレットを処分したいとお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。


https://kiefel.co.jp/

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