ユーロパレットは買い取りできる? 条件や買取のメリット、事例を紹介
2024/11/27
基礎知識
国際的な輸送に欠かせないユーロパレット(EPAL)。便利なマテハン資材の一つですが、未使用時は倉庫のスペースを圧迫することもあります。
状態が良好でまとまった枚数があるユーロパレットは、中古市場で広く流通しています。しかし、その全てが買取対象となるわけではなく、場合によっては買取不可となるケースもあるので買取条件を把握しておくことが重要です。
そこで本記事では、ユーロパレットの買い取りの可否や、その買取条件、買取不可となるケースなどを解説します。記事後半では、ユーロパレットを買い取ってもらうメリットや買取不可となった場合の対処法、弊社キーフェルでの買取実績などもご紹介するのでぜひ最後まで参考にしてください。
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ユーロパレットは買い取りできるのか?
ユーロパレットは、ある程度の条件をクリアしていれば基本的に買い取りが可能です。例えば、状態が良好で大きな破損がない場合や、サイズがそろっているものであれば、比較的高い価格での買い取りが期待できます。使用年数が短く、ダメージが少ないパレットほど高価買取を実現しやすいでしょう。
一方で、買取対象外となる場合もあります。例えば、ひどく損傷したパレットや再利用が困難なほど劣化したパレットは、買取不可となる可能性があります。
しかし、業者によっては修理可能な範囲であれば買い取りに応じる場合もあるため、一度買取査定に出してみるとよいでしょう。条件や買取価格は業者によって異なるため、複数の業者に問い合わせてみるのがポイントです。
買取について詳しくは、
「物流資材を売りたい」買い取り概要ページをご覧下さい
ユーロパレットの買取条件
ユーロパレットの買取条件は、以下を参考にしてください。
● サイズが同じものがそろっている
● まとまった枚数がある
● 買取業者が近くにある
● ひどい損傷がない
それぞれの買取条件を詳しく見ていきましょう。
サイズが同じものがそろっている
サイズが同じユーロパレットがそろっていると、買い取りに応じてもらえる可能性が高まります。サイズが統一されている方が、買取業者が効率的に再販やリサイクルを行えるからです。
特に国際標準規格(ISO規格)や日本産業規格(JIS規格)に対応しているパレットであれば、取引の対象として需要が高く、より高い買取価格が期待できるでしょう。中でもJIS規格で統一されたイチイチパレット(1,100×1,100mm)は、特に買取価格が高い傾向にあります。
まとまった枚数がある
ユーロパレットの買い取りにおいては、まとまった枚数があることも重要な条件の一つです。大量のパレットがそろっている場合、業者は一度に多くの在庫を確保でき、再販やリサイクルの効率が大幅に向上します。またパレットの数量が多いほど、業者側も輸送や管理の手間が減少し、コスト削減につながります。
買取業者によっては「100枚以上」「200枚以上」と買い取りの最低枚数を設けている場合もあります。買い取りを依頼する際は、ホームページなどで各業者の買取条件をチェックしておきましょう。
買取業者が近くにある
買取業者が近くにあるかも、事前に確認しておきましょう。業者の対応可能エリア外の場合、そもそも買い取ってもらえないかもしれません。
買取業者の拠点に近いほどパレットの回収や査定がスムーズに行えるため、買取手続きをスムーズに進められるでしょう。また輸送コストを抑えられるため、トータルで見て高価買取も実現しやすくなります。
なお対応可能エリア外でも、持ち込みをすれば買い取ってもらえるケースもあるのでチェックしておきましょう。ただし仮に持込買取が可能でも、運送コストが利益を上回るリスクがあります。運送費と買取額をあらかじめ比較して、持ち込みが利益を上回るかどうかを判断することが重要です。
ひどい損傷がない
ユーロパレットの買い取りにおいて、ひどい損傷がないことは査定時の重要なポイントです。損傷が少ないパレットは需要が高いため再販しやすく、買取業者にとっても価値が高いため、買い取りを検討されやすくなります。
業者によっては、特に状態の良いパレットの査定を優先的に進めるケースも考えられるでしょう。
ユーロパレットが買取不可になる条件
以下の条件に当てはまるユーロパレットは、買取不可となる可能性があるため注意しましょう。
● 企業名が入っている
● サイズがそろっていない
● まとまった枚数がない
● ひどい損傷がある
買い取りを依頼する前に、これらの条件に当てはまっていないかを確認しておきましょう。
企業名が入っている
製造元や企業名の印字・ロゴが入っていると、業者によっては買取対象外となる可能性があります。
売却する側が所有権を放棄すれば、印字やロゴが入っていても売却できるケースもあります。その場合、ブランドイメージが意図せず損なわれるリスクには注意しましょう。
サイズがそろっていない
サイズがバラバラでそろっていないと、以下のような不都合が生じます。
● 縦に積み上げられないので、倉庫内のスペースを圧迫する
● 査定作業が遅れ、取引がスムーズに進行しない
● 効率よく運搬できず、運送コストがかかる
上記のような不都合を懸念して、多くの業者はサイズが不ぞろいなパレットの買い取りを避ける傾向にあります。買い取ってもらえたとしても、査定額が下がる可能性があるため、売りに出すパレットのサイズはできる限りそろえておきましょう。
なおキーフェルの買取サービスでは、サイズが統一されていれば基本的にどのようなパレットでも査定を行っています。
まとまった枚数がない
買取業者によっては最小出荷枚数を設けているところもあるので、あらかじめ条件を確認しておきましょう。規定の枚数に達していない場合、買取対象外となるケースがあります。何枚以上で買取対象となるかは、買取業者により異なります。
なお、キーフェルの買取サービスでは、木製パレット・プラスチックパレットの最小枚数を50枚としています。
ひどい損傷がある
ひどい損傷があるパレットは、再販やリサイクルが難しく買取対象外となることがあります。以下の状態になっている場合、買い取ってもらえないか、あるいは買取価格が下がる恐れがあります。
● ひび割れしている
● 板抜けがある
● 腐食している
● 著しい汚れやダメージがある
ユーロパレットは木製パレットなので、湿気や紫外線にさらされると劣化しやすい点には注意が必要です。
ユーロパレットを買い取ってもらうメリット
ユーロパレットを買い取ってもらうことには、さまざまなメリットがあります。
まず挙げられるのが、コスト削減です。ユーロパレットは主に国際輸送で用いられるものであり、日本では使わない規格が採用されています。不要となった場合は、基本的に産業廃棄物として処理しなければなりません。
産業廃棄物処理には費用がかかりますが、買い取ってもらうことができれば廃棄コストを削減できるだけでなく、買取額により利益を上げられます。
また、買い取りにより倉庫内のスペースを確保できる点もメリットです。不要なユーロパレットが占有していたスペースを空けることで、必要なものを収納できるようになります。
買取について詳しくは、
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ユーロパレットを買い取ってもらえない場合の対処法
査定を依頼した結果、ユーロパレットを買い取ってもらえなかった場合には、以下の処分方法を検討しましょう。
● 納品元の企業に連絡する
● メーカーに連絡してみる
● 不用品回収業者へ委託する
それぞれの対処法を詳しく紹介します。
納品元の企業に連絡する
ユーロパレットを買い取ってもらえない場合、商品の納品元の企業に連絡してみましょう。この方法なら手っ取り早くパレットを処分できる可能性があります。ただしサイズや枚数によっては手数料がかかることがある他、企業によってはそもそも引き取ってもらえない場合もあるため注意が必要です。
メーカーに連絡してみる
メーカーに連絡してみるのも、ユーロパレットを処分する一つの方法です。メーカーはリサイクルやリユース目的でパレットを回収している場合があり、直接引き取りを依頼すれば処分コストを抑えられるでしょう。
引き取り方法はメーカーにより異なり、フォークリフトなどを用いて積み込みが必要となるケースもあれば、メーカーへ持ち込まなければならない場合もあります。詳細はメーカーに確認してみてください。
不用品回収業者へ委託する
ユーロパレットだけでなく、その他のマテハン資材もまとめて処分したい場合は、不用品回収業者への委託がおすすめです。不用品回収業者というと、一般家庭の不用品を回収しているイメージがありますが、産業廃棄物の回収にも対応している業者もあります。
不用品回収業者に委託する際は、産業廃棄物に関する許可を得ているかを確認してください。無許可営業をしている業者に委託すると、委託側も罰せられることがあります。
また、悪質な不用品回収業者がいる点にも注意しましょう。「無料回収だと思って依頼したが、高額な処理費用を請求された」「無料と言いつつ料金体系があいまいで、作業料を請求された」などの事例もあります。実績や口コミをチェックして、信頼できる委託先かを判断してください。
ユーロパレットの買取事例
ここでは、キーフェルのユーロパレットの買取事例をご紹介します。
商品入荷後に輸入パレットがたまり、倉庫内のスペースを圧迫していると関東の商社さまから依頼を受けました。依頼を受けたユーロパレットの状態は非常に良好(サイズ:1,200×800mm)で、200円/枚(合計150枚)で買い取っています。
産業廃棄物として処理すればそれなりにコストがかかるところ、買い取りにより利益を上げられたことを喜んでいただけました。
買取事例の詳細はこちらからご確認ください。
【買取事例】木製パレットの買い取り
買取について詳しくは、
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まとめ
ユーロパレットは「サイズが同じものがそろっている」「まとまった枚数がある」「買取業者が近くにある」「ひどい損傷がない」などの条件をクリアしていれば、買い取ってもらえます。買い取ってもらうことができれば、処理コストを削減できるだけでなく、倉庫内のスペースを確保できるので、不要になったユーロパレットがあれば買い取りを依頼してみましょう。
状態によっては買い取ってもらえないケースもあるため、その場合は納品元やメーカー、不用品回収業者に相談してみてください。
キーフェルではユーロパレットの買取サービスを提供しています。買取査定は最短即日で、LINEで写真を送るだけで完了します。改修やメンテナンスにかかるコストは無料なので、高価買取を実現できるでしょう。ユーロパレットの売却をお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
買取について詳しくは、 「物流資材を売りたい」買い取り概要ページをご覧下さい
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