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木製・プラスチックパレットの処分方法とは? 注意点もご紹介|中古パレット(木製、プラスチック等)の買取・販売はキーフェルへ

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木製・プラスチックパレットの処分方法とは? 注意点もご紹介

木製・プラスチックパレットの処分方法とは? 注意点もご紹介

2024/03/19

基礎知識

物流業界では物品の輸送や保管・管理に、木製・プラスチックパレットがよく用いられます。丈夫で繰り返し使用できるため、なかなか処分できずに困っている方もいるのではないでしょうか。

 

そこで本記事では、木製・プラスチックパレットの概要や廃棄・処分方法などをご紹介します。併せて処分・廃棄時の注意点もご紹介するので、木製・プラスチックパレットの処分を検討している方はぜひ参考にしてください。

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木製・プラスチックパレットとは?


木製・プラスチックパレットの概要をご紹介する前に、まずはパレットについて解説します。

 

物流業界に欠かせないマテリアルハンドリング機器の一つであるパレットとは、荷物の輸送や保管、積み下ろしに使われる台座や平台です。

 

台の側面に差込口があるタイプもあり、フォークリフトやハンドリフトなどの機械を用いると一度に複数の荷物を運送できます。その他、粉粒体や液体を運搬するものに特化したサイロパレットやタンクパレット、飼料や穀物の運搬時に用いられるシートパレットなど用途に合わせてさまざまなタイプが存在します。

 

パレットは形状だけでなく材質によっても分類が可能で、木製パレットとプラスチックパレットはその中の一つです。


木製パレット


木製パレットは、主に木材を主材料とするパレットです。一般社団法人日本パレット協会の統計によると、2022年の生産数は約3,500万枚と、他の種類を含めたパレットの中で最も多く生産されています。国産・輸入木材のカラマツや、ツガなどの針葉樹の他、南洋系の混合材(広葉樹)などから製造されており、国内のみならず海外でも一般的に使用されているタイプです。

 

木製パレットのメリットは、他の材質のパレットと比較してコストパフォーマンスに優れている点です。プラスチックパレットは金型が必要であり、金属パレットは材料費がかさみますが、木製パレットは組み立てが容易で安価に手に入るため生産コストを抑えられます。

 

また量販されているパレットの規格に応じてカスタマイズできる点や、部分的な破損であれば容易に補修できる点もメリットに挙げられます。

 

一方で、湿気や水分に弱く長期間外で保管すると腐食する点がデメリットです。加えて木製パレットに害虫が発生し、輸出先の生態バランスを崩した事例もあるため、熱処理や消毒などの手間がかかる点は念頭に置いてください。


プラスチックパレット


プラスチックパレットとは、主にポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)などの合成樹脂を主材料に製造されるパレットです。2022年の生産枚数は約1,600万枚と、木製パレットに次ぐ生産量を誇ります。

 

プラスチックパレットのメリットは、軽量な素材で作られているため取り扱いやすい点です。これにより作業効率が向上し、荷物の搬入や移動、積み下ろしなどをスムーズに実施できるようになります。軽量な分、輸送にかかるエネルギーやコストも軽減できます。

 

また耐久性、耐水性、耐化学薬品性にも優れている点もメリットです。湿度や化学物質の影響を受けにくく、特に医薬品産業や食品産業での需要が高くなっています。木製パレットと比較して害虫やカビが発生するリスクが少なく、物資を衛生的な環境で保管する際に最適です。

 

デメリットには、木製パレットと比較して破損した場合に修理しづらい点や、プラスチックの製造過程に多量の二酸化炭素が排出される点などが挙げられます。


木製・プラスチックパレットは何のごみに該当する?


木製・プラスチックパレットは主に事業活動に伴い発生する廃棄物なので、産業廃棄物に分類されます。


産業廃棄物とは、事業活動に伴って生じる廃棄物のうち、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)と政令で定められた20種類を指します。そのため、一般廃棄物とは分けて廃棄・処分しなければなりません。

 

木製パレットとプラスチックパレットは通常であれば、それぞれ産業廃棄物のうち木くずと廃プラスチック類に分類されます。しかしPCBPoly Chlorinated Biphenyl:ポリ塩化日フェンいる)に汚染された木くずや廃プラスチック類は、特別管理産業廃棄物(特定有害産業廃棄物)となり、通常の産業廃棄物よりも厳しく規制される点には注意してください。特別管理産業廃棄物とは、爆発性・毒性・感染性が高く、健康や環境に悪影響を及ぼす恐れの高い産業廃棄物です。

 

産業廃棄物の処理に関わる一連の規則に違反した場合、罰則が科されることもあるため注意してください。


木製・プラスチックパレットの廃棄・処分方法




木製・プラスチックパレットの廃棄・処分方法は、主に以下の3つです。


      納品元の企業へ引き取りを依頼する

      産業廃棄物処理業者に依頼する

      中古パレット買取業者に売却する

 

それぞれの特徴をご紹介します。


納品元の企業へ引き取りを依頼する


主に仕入れにより、木製・プラスチックパレットが自社にたまっている場合は、納品元の企業へ引き取りを依頼すると、処理コストを抑えられます。

 

この方法で引き取ってもらえるかは業者の方針により異なるため、難しい場合は後述する方法を検討してみてください。


産業廃棄物処理業者に依頼する


先述したように木製・プラスチックパレットは産業廃棄物に分類されるため、産業廃棄物処理業者に依頼するのも一つの手です。基本的には有料となりますが、専門的な処理が施されるため環境負荷を最小限に抑えられます。

 

産業廃棄物の収集運搬・処分を行うには、区域を管轄する都道府県知事の許可が必要です。無許可業者に依頼した場合、排出事業者には5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、またはその両方が科せられます。

 

業者が産業廃棄物収集運搬・処分許可業を得ているかは、各都道府県の公式ホームページや、産業廃棄物処理事業振興財団の運営する産廃情報ネットなどから確認してください。


中古パレット買取業者に売却する


中古パレット買取業者に売却する方法もあり、この場合以下のメリットがあります。

 

      処分コストを抑えられる

      売却により収益を上げられる

      SDGsに貢献できる

 

不用品回収業者や産業廃棄物処理業者に依頼する場合、処分コストがかかりますが、買取業者に売却すれば、収益を上げることも可能です。


中古のパレットをリユースすれば、SDGsにもつながります。

なお業者を選択する際は、「古物営業法を遵守しているか」「対応エリアに該当しているか」「持ち込み・出張どちらに対応しているか」「料金設定が明確か」「実績が豊富か」などをもとに決めましょう。


処分・売却時の注意点




パレットの処分・売却時は、トラブル回避と高価買取のために以下の点に注意してください。

 

      処分する際はマニフェストを交付してもらえるか確認

      売却する際は買取対象となるかを確認

 

それぞれの注意点を解説します。


処分する際はマニフェストを交付してもらえるか確認


処分する際は、マニフェストを交付してもらえるか確認してください。

 

マニフェストとは産業廃棄物管理票とも呼ばれる伝票で、産業廃棄物が契約どおり最後まで処理されたかを確認するために用いられます。排出事業者は以下の伝票を発行します。

 

      A票:排出時の控え伝票

      B2票:運搬終了の確認伝票

      D票:処分終了の確認伝票

      E票:最終処分終了の確認伝票

 

なおマニフェストに関わる報告・保存義務などに違反した場合、排出事業者も1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処されるので注意してください。


売却する際は買取対象となるかを確認


使用済みパレットを売却する際は、買取対象となるかを確認しましょう。買取基準は業者によって異なりますが、主なチェックポイントは以下のとおりです。


      売れやすいサイズである

      まとまった枚数がある

      サイズがバラバラの状態になっている

      ダメージ・汚れが少ない

      企業名の印字が入っていない


売れやすいサイズである


パレットにはさまざまなサイズがありますが、高価で売れやすいサイズはある程度決まっています。

 

最も一般的なサイズはJIS規格「JIS Z 0601」で定められ1,100mm×1,100mm×144mm」です。「T11型パレット」や「イチイチパレット」とも呼ばれています。標準サイズのパレットは汎用性が高く、さまざまな業界で使用されています。国内で最も利用・生産が進んでいるサイズなので、需要が高く、中古市場でも売れやすいでしょう。

 

その他業界ごとに使用されているサイズには若干違いがあるので、事前に業者の買取条件を確認してください。


まとまった枚数がある


買取業者によっては、買い取りするパレットに最低枚数の基準を設けていることもあります。事前に業者に何枚以上で買い取ってもらえるのか確認しましょう。

 

なお当社の買い取りサービスでは、プラスチックパレット・木製パレットは50枚を最小出荷ロットと定めています。


サイズがバラバラの状態になっている


買い取りを依頼する際は、サイズがバラバラの状態になっていないかを確認しましょう。サイズがそろっていないと、以下に挙げる不都合が生じます。

 

      積み上げられないのでスペースを消費する

      買取業者の査定業務に支障をきたす

      取引がスムーズに進行しない

      効率良く詰めないので運送コストがかさむ

 

当社の買い取りサービスでは、サイズがそろっていればどのようなものでも対応可能です。


ダメージ・汚れが少ない


買い取りを依頼するパレットは、ダメージや汚れがつかないように、なるべくきれいな状態で保管しましょう。中古パレットは買取業者を通して修繕やメンテナンスが施され再度市場に流通するため、以下の状態だと買取対象外となる可能性があります。

 

      腐食している

      劣化している

      ひび・割れがある

      板抜けがある

      著しく汚れている

 

上記の状態でも、業者によっては買い取ってもらえる可能性はあるので、詳細は買取業者に確認してください。ただしこのとき、修繕費用などが別途請求されることもあるため、ダメージ・汚れが少ない場合と比較して買取価格が落ちる点には注意しましょう。


企業名の印字が入っていない


買取業者によっては、「〇〇株式会社」「〇〇化学」「〇〇工業」など企業名の印字が入ったパレットは買取対象外となることがあります。そのため、企業名の印字が入っていないかを確認しましょう。

 

売却する企業側が所有権を破棄する場合は売却可能ですが、無断で売りに出すと転売と見なされるリスクが伴うため注意してください。


まとめ


本記事では、木製・プラスチックパレットの概要や、両者は何のごみに該当するのか、また廃棄・処分方法、注意点などを網羅的に解説しました。

 

木製・プラスチックパレットは基本的には産業廃棄物に分類されますが、PCB汚染物などは特別管理産業廃棄物となるため、廃棄物処理法に基づいて適切に処理しなければなりません。

 

状態によっては、売却も可能です。その際は、売れやすいサイズか、まとまった枚数がそろっているか、きれいな状態で保管できているかをチェックしましょう。

 

キーフェル株式会社では、中古パレットの買い取りサービスを実施しています。売却したいパレットの状態が分かる写真と台数、保管場所をLINEなどでご提出いただき、必要に応じて当社スタッフが現地にお伺いします。販売先が決まり次第、買い取りや引取業務を行い、手続きは完了です。

 

最短当日で買取査定が完了する他、トラックの引取便は当社が手配するため、お客さまの手間はほとんどかかりません。また修繕費用もかからないため、高価買取を実現したい方におすすめです。買い取りサービスは全国どこでも対応しているので、使わなくなった中古パレットがある場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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